フェロ&ピコシステム研究部

非侵襲臨床検査機構の研究

「臨床検査、ドラッグデリバリーシステム、匂い発生器などへの応用」

極低侵襲臨床検査用採血システムの開発例

極低侵襲臨床検査用採血システム

各種マイクロ針材比較
材質 破壊強度 加工法等
Si 7GPa Siエッチング法
コスト低、化学的安定
Ni 500MPa 電鋳法
コスト中、毒性あり
ガラス 数10MPa 熱引き伸ばし法
コスト大

背景及びニーズ

 臨床検査は、全血や血清などを分析し、人間の健康状態を調べている。患者から数mlの血液を採取し、検査センターで自動大型装置を用いておこなっており、結果が出るまで数日間を要している。この分野にマイクロマシン技術を用いてシステムを小型化すると、これまでスペースやコストの面で不可能であったベッドサイドにおける検査や即時診断、また検査項目によっては在宅検査などが可能となる。さらに、血液や試薬が微量で済み、特に高齢者や糖尿病など頻繁に検査を要する患者への負担も少ない。例えば、蚊の針の様にマイクロ針を用いて恐怖感なく微量採血・検査が可能になれば理想的である。

提案概要

 医療行為にならない指先から毛細血を採血する事を想定し、無痛にするために蚊と同等サイズのマイクロ中空針と血液吸引の為に超音波振動部を裏側に配置した極低侵襲採血機構を開発する。さらに、裏面に電極を配置し血糖測定用マイクロ臨床検査チップのプロトタイプを示す。

研究内容

@破壊強度の比較的強いSiを用いて蚊とほぼ同等サイズのマイクロ中空針アレイをドライとウエットのエッチングにより試作する。

A血液吸引用、超音波振動部は、針裏側に配置したデバイスを試作する。

B採血実験により、中空針の形状などの仕様と血液吸引機構の仕様の適正化を計る。

効果

@苦痛を伴わない極低侵襲での微量採血技術、薬液供給技術を確立できる。

A採血機構付き即時診断臨床検査チップのプロトタイプを確立できる。

BSi一体加工で信頼性、低コストが可能。

KRIの保有技術

MEMS微細加工技術、酵素触媒取扱い技術
基本特許:特願2003-2573(審査請求中)

お問い合わせ先
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株式会社KRI フェロ&ピコシステム研究部 藤井
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