熱伝導性無機粒子とセルロースナノファイバーの複合化放熱材

―絶縁性高熱伝導率のフレキシブル複合材料に関する研究ー

セルロースナノファイバー(CNF)の熱伝導率は汎用樹脂より高く、且つ樹脂のように製膜性を有している。 CNFと窒化ホウ素(h-BN)を複合化することにより、高熱伝導性・折り曲げ性・絶縁性を兼ね備えた放熱材を開発した。

目的・背景

  • ●KRIでは疎水性や親水性のセルロースナノファイバーのセルロースナノファイバー(CNF)の作製技術を有し特許出願をしている。
  • ●オレフィンやポリエステルなど汎用フイルムの熱伝導率は0.1W/m・K程度であるがCNFの場合は2W/m・Kである。CNFをマトリクスに高熱伝導率の無機粒子を複合化すれば絶縁性の高熱伝導材料が可能となる。

本技術の特徴

  • ●フレキシブルで折り曲げることもできる絶縁性の放熱シートを作製できます。
  • ●熱伝導は5〜6W/m・Kとシリコン等と比べ数十倍の高熱伝導率が発現します。
  • ●CNFの熱伝導率が高いために同じ熱伝導率を達成する場合でも、シリコン等と比べ無機の熱伝導材料の配合量は少量で

KRIからのご提案/今後の展開/期待される成果など

  • ●KRI単独で特許出願しており、ノウハウ等の情報を開示して技術移転ができます。
  • ●様々な放熱材料との複合化ができます。BN以外の新しく開発された無機系の放熱材をシート化するにも最適な手法です。
  • ●放熱材以外の無機系材料とCNFの複合化も検討できます。