プレスリリース

2018年10月19日

潟潟Kク(装置製作)−第一実業梶i販売)−階RI(技術支援)の三社の提携により、炭素材料の新型分析装置CASGa(Carbon Analyzer by Steam Gasification, 通称:カスガ1))を販売します。

 株式会社リガク(本社:東京都昭島市、社長:志村 晶)、第一実業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:宇野 一郎)と株式会社 KRI(本社:京都市下京区、社長:田畑 健)は、2018年9月、三社の提携により、「複数の異なる炭素から構成される炭素複合材」を簡便に分析・評価する、新型装置CASGa (Carbon Analyzer by Steam Gasification1)、通称:カスガ)を販売いたします。本装置を用いた炭素材料の解析により、炭素材料を取り扱っておられるお客様が抱えておられる、製造管理、品質管理、技術開発に関する課題の解決を図ります。

【本装置の特徴】

 炭素複合材は、2種以上の異なる炭素から構成される機能性複合材で、その優れた特長から幅広い分野に展開されています。ただし、これらの異炭素を分離して定量化する方法はありませんでした。
 本装置では、炭素と水蒸気との反応(ガス化)開始温度が炭素により差があることを利用し、異炭素を個別に定量化します。さらに、反応過程の任意な状態において反応を停止し、そのサンプルの炭素形態観察を実施することにより、化学反応過程における炭素構造変化を直接、視覚的に捉えることができます。

【応用分野】

 リチウムイオン二次電池用炭素、黒鉛電極原料のニードルコークス、航空機・自動車用あるいはスポーツ用品用炭素複合材等、異なる炭素材料を混合し、焼成してつくられる炭素複合材において、正確な炭素構成と性能との関係把握が可能となり、製造プロセス開発、製造ラインでの工程・品質管理に役立てることができます。
 また、新しく炭素材料・炭素複合材料の開発をする際の性状把握のために使う機会が増えてくると想定しております。

【三社の担務】

□装置製作
 測定装置内に水蒸気を導入して、熱を加えながら重量変化を測定するという単純な方法で異なる炭素を分離・解析する装置ですが、装置内への水蒸気の安定導入と装置内での水蒸気の結露を防止するといった課題に対し、階RIと計測装置会社の潟潟Kクとが共同で既存測定装置を改良し、本装置を完成させました。装置製作は、潟潟Kクが担当します。
□販売
 日本国内のみならず、近年、各種炭素材料製造の拠点になっている中国への装置販売、さらには、欧米への展開も睨んで、世界で工業用機械・装置の販売を手掛ける第一実業鰍ェ顧客開拓、装置販売を担当いたします。
□技術支援
 お客様の現場での製造管理、品質管理の課題解決のための本装置利用のご提案や、本装置を用いた、お客様の技術開発のサポートは、階RIが担当します。


 今後、本装置は、炭素材料を評価する装置として、世界標準になりうると確信いたしております。装置販売と技術サポートを通じ、今後の世界の炭素ビジネスの発展のために貢献してまいります。

本件に関するお問い合せは下記までお願いいたします。
【プレスリリースに関するお問合せ先】
TEL:075−315−9242
(株)KRI 経営企画部 藤原
【技術に関するお問合せ先】
TEL:06−6466−2912
(株)KRI 取締役 常務執行役員
  環境化学プロセス研究部 池内、矢野
  解析研究センター
ご参考
株式会社リガク
資本金 1億円
事業内容 科学機器の製造・販売
本社所在地 東京都昭島市松原町3-9-12
第一実業株式会社
資本金 51.05億円
事業内容 プラント及び機械器具の国内販売ならびに輸出入
本社所在地 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
(御茶ノ水ソラシティ17階)

<用語の解説>

1) Steam Gasification(水蒸気ガス化)
石炭から合成ガス(一酸化炭素ガス、水素ガス)を製造する 技術で、次の反応式で表されます。
C(炭素) + H2O(水蒸気) → CO(一酸化炭素)+H2(水素)
合成ガスは、メタン、メタノール、アンモニア等をつくるために使われます。

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